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【メモ】世界一やさしい株の教科書

読んだので備忘録としてまとめ。

株取引の考え方の基本

・「カジノ型」から抜けなければいけない。
運よく当たれば大儲けでハズレたら大損。という思考からの脱却。少ない損失を出しても大きな利益を上げることが投資。

・「愛着型」は投資ではない
好きだからお金をあげるのはただの応援。利益を上げることが第一優先。

・株価は業績ではなく投資家の心理で決まる
実際の業績が悪くても投資家が上がると思えば株価は上がる。逆もまた然り。結局心理ゲーム。

買うタイミングの目安

・基本的には「高くなり始めたら(上昇が確認できたら)買い、安くなり始めて上昇の勢いがなくなったことを確認したら売る」

・株価が200日線に触れると抵抗や支持が起きやすい

・25日線が75日線を下から上に交差するゴールデンクロスは買いの合図で、逆に上から下に交差するデッドクロスは売りの合図。しかしゴールデンクロスがさらなる下落の開始前の場合もあるので機械的に覚えるのは危険。株価の位置と組み合わせて判断すること。

すぐ買える銘柄選びのコツ

・75日線が上を向いている
・株価が75日線の下にあり、これから75日線を下から上へ抜けようとしている

「高くなって上昇の勢いが確認できたら買う」が基本。

売るタイミングの目安

トレンドが終了して下落すると、今度は株価が75日線を上から下に抜ける。そうしたら売る。
※個人的には25日線を上から下に抜けたところで売っていい気がする。

みんながいいと言うときは去るとき
波が続き3回以上上げてきて、急激に上昇した時はもう買いに入ってはいけない。

利益が出た場合にすること
・利益が出た要因を分析して記録を残す
・利益を計算して次の投資計画に配分する

グランビルの法則

人の心理と株価への影響を表した法則

1、株価が75日線を越え、さらに一度下がって75日線を割ったあたりから75日線が上昇しはじめる
2、個人投資家が気づき買うため上昇する。利益確定でもう度75日線を割る
3、話題になり大きく上昇する。
4、参加者が増えたところで。天井を確認してプロが利益確定
5、ナンピンなどでもう1度上がるが、その後すぐに急速に下げる
6、まだ75日線が完全に下向きではないので、もう1度ナンピンなどで戻りを見せる
7、下降トレンドを確認したプロが空売りをしてさらに下げが加速する
8、暴落
9、戻り待ち売りで底で波を繰り返す

上昇1回目で大量に突っ込んではいけない。
上昇2回目が本命
上昇3回目は2回目よりは少なくする。

下げきったかどうかの判断
・2、3ヶ月以上下げたか
・3段下げされたか(3回底値を更新したか)
・株価が直近になって75日線に近づいたか

・トレンド転換線が上げ下げトレンドの終わりの目安になる

テクニカル指標について

テクニカル指標は多すぎてもいけない。
移動平均線で株価とトレンドを確認したら、2個くらいのテクニカル指標と組み合わせるくらいでOK

MACD
・移動平均線より利益確定サインを早く出し、精度が高い
・MACDがシグナルを下から上に抜けるゴールデンクロスは上昇傾向を意味する
・MACDとシグナルの乖離(ヒストグラムと呼ばれる棒グラフ)が少しでもヘコんだら利益確定のサインを意味する
・上記のサインで利益確定できなかった場合、MACDがシグナルを上から下に交差するデッドクロスが最後の利益確定サイン。ここが天井。これ以降は落ちる。
・MACDは売りのタイミングを確かめる指標であって、決して買いのタイミングを計るために使ってはいけない。暴落時でもMACDのゴールデンクロスは発生するから。

ボリンジャーバンド
・ボリンジャーバンドに株価がぶるかるとバンドの中に戻る(注意:トレンドで押し上げるのでうっちゃだめ)
・基本的に移動平均線と同じ動きをする
・狭かった幅が広がり始めるとトレンドが発生する前兆

・トレンド中は+2αと+1αの間を推移しながらバンドを押し上げて上昇するので、バンドにぶつかったからっていきなり利益確定しちゃだめ
・トレンドから調整に入るサインは、株価が+1αを終値で割って入ってくるところ

銘柄の選び方

テクニカル分析とファンダメンタル分析は両方必要

買うべき銘柄の指標
・割高になっていないか
・しっかり業績を上げているか
・借金などがなく安定しているか
・利回りなどはいいか

EPS
1株もっているといくら還元されるか

PER
1株持っていると何年で元金を回収できるか。PERが高いと、利益に対して株価が高い。つまり人気があってすでに割高であることを意味する。しかし、同業他社と比較して高いか低いか判断しなくてはいけない。

PBR
会社がなくなったときにいくら戻ってくるか。1以下なら全然OK、1以上だといざ会社がなくなったとき損をする可能性がある

予想増益率
将来的にどれだけ利益が増えるかの目安。会社発表はさじ加減しだいなのでアナリストの指標と合わせてみる必要がある

利回り
言わずもがな。

ファンダメンタルはyahooファイナンスとIFIS株予報などで調べればよい。

その他

・悪いニュースはバーゲンセールのチャンスだが、それはその会社がファンダメンタル的に強く、かつ悪いニュースが一自的な話題性にすぎないことが前提。
・日ごろ投資を決めていた銘柄が悪いニュースに巻き込まれたら、パニックに陥った個人投資家とは一歩離れて冷静に考えなくてはいけない。
・これからトレンドになる、またはトレンドが転換する旬なものが集まるのがランキング、出来高が最低でも10万以上で極端な値段じゃないものを選ぶ
・低乖離率(75日・マイナス)で、これから75日線に接近する銘柄を見れる

「これからの世界をつくる仲間たちへ」(著・落合陽一)を読んだ感想。

「天才」とか「現代の魔術師」などと言われている落合陽一さんの本を読んでみた。

「これからの世界をつくる仲間たちへ」の”これから”とは、コンピュータやAIが現在のような人間の手段である範囲を超えて、人間の上位の役割を担ってくる時代のこと。つまり、機械がほとんどの人間に対して指示するポジションにつく時代のことを指している。

そして”仲間たちへ”は、その時代に第一線で生きる世代、つまり2018年現在の中高生を指している。

来たるその時代に現役まっしぐらで生きる中高生に大して啓蒙している本なのだけれど、正直その世代でこの本を読んでしっかり感覚で理解できる人はそんなに多くないんじゃないかな、と感じた。

少なくとも最低限の現代のAIとかの成長を、理解はしてなくても見たことがないとそのスピード感とかが実感できなくてSF本みたいに感じてしまうような気がする。

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「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」と「お金は寝かせて増やしなさい」を読んだ感想。

インデックス投資について知りたかったので読んでみた。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください」は、「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。」のような、専門家との会話形式の本なので10分くらいで読める。

知りたかったのは「ローリスク投資の種類と概要」と「インデックス投資のおすすめ銘柄」の2点だったので、この2冊でとりあえず分かった。

まぁすぐにインデックス投資するかは分からないけれど。とりあえずコインチェックの件がひと段落するまではおとなしくしておく。

ひろゆきの「無敵の思考」を読んだ感想。

Twitterかどこかで見かけたので、2chのひろゆき氏の本を読んでみました。

内容はまぁタイトルのとおり、「考え方」とか「行動」のコツとかをカンタンに説明してる本で、パーっと読めるのでちゃんと読んでも10分くらいで読み終わるのでは。

読んでいても、私はけっこう時間的にも行動的にも自由に生活をしているからか、あんまり目新しいと感じたことはなかった。けど、例えばサラリーマンとかで毎日あれしなきゃいけないこれしなきゃいけない、みたいな生活をカツカツにしてるのに何故か貧乏、みたいな人は読んでみるとおもしろいかも、と思った。

というか、巻末で書いてあるようにひろゆき氏の会話を編集者がただまとめただけの本なので、まとまりがなくて正直あんまり内容を覚えていないw

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「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を読んだ感想。

読んだといってもザーッと速読しただけなんですが。

本内容としては、「当時低迷中のUSJは何か問題だったか、そしてそれをいかに改善していったか」という話。それをマーケティングの基礎的な考えを説明しながら説いていくというもの。
マーケティングの重要なポイントが網羅されていていい本だなと思いました。

それと同時に、自分で企画とかをゼロからやってサービスを回した経験がない人(特にマーケティング志望の新卒など)がこういったマーケティングの本を読んで「こうすればいいんだ」とテクニックだけをなぞるように仕事をするのも、ちょっと危険かな~なんて感じたりも。

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プロフィール

会社を経営する30代男性。iPhoneアプリをつくったりしながら毎日ぴくぴく生きてます。