iPhoneに入れる広告の種類について
先週末から、iPhoneアプリに入れていたAdmobの広告収入が激減しました。
調べてみると、私だけでなく他の開発者様も軒並み広告収入が減っているようで、これを機に他の広告会社へ乗り換えようとしている人も多いようです。
日本ではAdmobとAdmakerが有名ですが、広告会社はそれぞれ一長一短あるので、どこの広告を入れたらよいのか分からないことも多いと思うので、私が分かる範囲で各社の違いを紹介します。
日本の開発者がよく入れている広告
iAd
Appleが提供している広告。クリック単価が高いのが魅力だが、残念ながら日本の広告はまだ未対応。
しかし、海外ではちゃんと表示されるので、海外のユーザーがターゲットのアプリは入れてみるとよい。
ちなみに、日本では未対応だが今年中に電通と組んでリリースされるらしい。
Admob
グーグルの子会社でモバイル広告最大手。以前はドキュメント(説明書)に間違いが多く導入に手間がかかったが、2011年3月のバージョンで導入はカンタンになった。
広告表示率がとても低いのが最大の弱点。
Admaker
日本の企業が提供する広告。日本の広告は多く広告表示率が高い。
以前は管理画面がなかったり広告の内容が悪かったらしいが、今は管理画面もあり広告の内容も改善されているらしい。
どの広告を入れるべきか
海外のユーザーをターゲットにしている人は、iAdかAdmobを入れればよいと思います。初めてでよく分からない人はAdmobがオススメです。
国内のユーザーをターゲットにしている人は、Admakerを入れれば広告表示率もほぼ100%ですし安心かと思います。
すべての広告を入れ、表示する広告をWeb上で切り替える方法
上記3つから1つの広告サービスを選ぶのではなく、全ての広告を表示させることもできます。
つまり、iAdが表示されなかったらAdmobを表示し、Admobも表示されない場合はAdmakerを表示する・・・という流れです。
この機能を自分で実装することもできますが、そういった複数広告切り替えサービスを提供している企業がありますので、そちらを利用した方が早いと思います。
広告切り替えサービスを提供しているのは、現在私が知っている範囲では3つです。
・Adwhirl
・Admaker(2011年3月広告切り替えサービス停止)
・Smadd
前述のとおり、私は今までAdmob一本で広告展開をしたせいで今回収入が激減したので、上記の切り替えサービスをアプリに組み込んでみようと思います。
私が導入するのはAdmobの子会社が提供しているAdwhirlです。
「導入がけっこう大変」とAdmakerの方はおっしゃっていたので、いろいろ手間取るかもしれませんが、その軌跡をブログで公開してこれから導入を検討している方のお役に立てれば幸いです。
というわけで、私はiAD→Admaker or Admob を実現しようと思います。
次回からはAdwhirlの導入方法についてご紹介します。